暗号資産のノックアウトオプションを、仕組みから整理する

ノックアウトオプション(KO)は、暗号資産そのものを買う取引ではありません。 あらかじめ「ここまで逆行したら自動的に終了する」価格を決めて売買する、期限付きの金融商品です。

このサイトは、その仕組みと、国内の登録業者で始めるときに詰まりやすい点だけを整理しています。 どの業者が優れているかという比較や、おすすめ順の掲載は行いません。

ノックアウトオプションとは

取引を始めるときに、自分でノックアウト価格(そこに達したら取引が自動的に終了する価格)を設定します。 相場がその価格に届くと、その時点でポジションは強制的に終了します。

この仕組みによって、1回の取引で被る損失はあらかじめ決まります。ただし、それは 「損をしない」という意味ではありません。ノックアウトすれば、その取引に投じた金額は失います。

最初に押さえる3つの性質

  • 最大損失は投資額まで。ただしその額は失う。損失が投じた金額の範囲に収まるだけで、その金額がゼロになる可能性があります。
  • 取引期限がある。あらかじめ決められた期限を持つ商品です。期限の設定と、満了したときの扱いは公式サイトで確認してください。
  • 現物のビットコイン購入とは別商品。暗号資産そのものを保有するわけではなく、外部のウォレットへ送ることもできません。

国内では、金融商品取引業者が店頭デリバティブ取引として提供しています。 取扱の有無、対象となる暗号資産の銘柄、必要な資金、手数料や価格の決まり方は業者ごとに異なります。 具体的な数値や条件は、必ず各社の公式サイトで確認してください。

現物・FX/CFDとの違い

同じ「暗号資産の値動きで損益が出る」取引でも、性質はかなり違います。

現物の暗号資産購入 暗号資産のFX・CFD
(証拠金取引)
暗号資産の
ノックアウトオプション
取引の対象 暗号資産そのものを売買する 価格の差で損益を決済する 価格の差で損益を決済する。ノックアウト価格を自分で設定する
資産を保有するか 保有する 保有しない 保有しない
損失の限度 購入した金額まで 相場が急変した場合、預けた金額を超える損失が生じることがある その取引に投じた金額まで。ただしその金額は失う可能性がある
取引期限 なし 原則なし(銘柄・業者による) あり(期限の設定は公式サイトで確認)
外部への送付 対応していれば送付できる できない できない
口座 暗号資産交換業者 取り扱う業者の口座 金融商品取引業者の口座。取引区分の追加申込が必要な場合がある

※ 商品性・条件は業者や銘柄によって異なります。この表は種類の違いを整理したもので、特定の商品の条件を示すものではありません。 実際の仕様は各社の公式サイトで確認してください。

始める前に知っておくリスク3点

1. 投じた金額は全額失う可能性がある

最大損失が投資額までに限定されていることは、損をしないことを意味しません。 ノックアウト価格に達すれば取引はそこで終わり、その取引に使った金額は戻りません。 失っても生活に影響しない範囲の資金で行ってください。

2. 期限がある

保有し続けて価格の回復を待つ、という判断ができない商品です。期限の考え方、満了したときにどう処理されるかは 商品ごとに違うため、注文の前に公式サイトで確認してください。

3. 現物のビットコイン購入とは別物

暗号資産そのものを持つわけではありません。決済手段として使うことも、外部のウォレットへ送ることもできません。 「ビットコインを買っておきたい」という目的であれば、この商品は選択肢に入りません。

あわせて、暗号資産は価格変動が大きく、短時間で大きく動くことがあります。 また、口座開設には審査および本人確認が必要で、申し込んでも開設できない場合があります。

国内で始めるには

国内でノックアウトオプションを扱う登録業者は複数あります。ただし、 暗号資産を対象とした銘柄を扱っているかどうかは業者によって異なります。 取扱の有無と対象銘柄は、各社の公式サイトで確認してください。当サイトでは業者の優劣づけや順位づけは行いません。

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